鶴山公園の四季
津山市民は、親しみをこめて津山城を「お城山(おしろやま)」とよぶ。満開から花霞の頃まで、全山が桜色に包まれる春、眩しき青葉の夏、燃えるような赤紅葉の秋、しんしんと静謐な雪景色の冬。津山城で感じる四季それぞれの美しさは、その移ろいとともに豊かな詩情を感じさせる。

明治33年(1900)、城跡が鶴山公園となったとき、公園の全域は桑畑となっており、鬱蒼とした状態だったそうです。そのため、津山町議会では公園の整備の検討が行われ、明治35年(1902)には試験的に桜が植えられました。
明治38年(1905)に津山町議会議員となった福井純一は桜植樹の中心となり、日露戦争の帰還兵が苗を寄付したことを契機として、明治40年頃には公園としての体裁が一応整いました。
その後、大正4年に本丸と二の丸、昭和3年に東側を中心に約2000本の桜が「御大典記念植樹」として植えられました。これによって、現在のように全山が桜で覆われる景観になりました。

この間福井純一は私財を投じ、寄付集めに奔走し、桜の植樹に心血を注いだのです。
時は平成から令和に移り、2000本の桜は大きく育ちました。しかしながら植樹時は適度な間隔であっても、生育とともに桜同士が成長を阻害するようになったため、樹間の調整など適切な管理を計画的に実施しており、現在津山城には約1000本の桜があります。

夏

秋

冬