津山まちじゅう博物館

エリア紹介

AREA

津山のあちこちに点在する魅力

津山まちじゅう博物館構想では、博物館に見たて市内全域を7つのコアエリアとエントランス・テラス空間の合計9のエリアを定めています。

市の形を模した博物館のイメージ図。手前にエントランスがあり、そこから時計回りに城下館、城西館、久米館、加茂館、阿波館、湘北館、城東館が円形に並んでいます。中心にテラス空間があります

氷ノ山後山那岐山国定公園の美しい自然に囲まれ、落合渓谷や深山渓谷が四季折々の風景を見せます。樹齢600年の「尾所の桜」や阿波八幡神社の「花祭り」など文化財も豊富です。持ち帰ると無病息災で過ごせるといわれ、加茂地区でも8つの地区が趣向を凝らした造花を奉納する伝統行事が続いています。最近では阿波森林公園のグランピング施設が人気で、自然を満喫できるスポットとして賑わっています。

豊かな自然環境を有する氷ノ山後山那岐山国定公園内には、人気の黒木キャンプ場やウッディハウス加茂があります。水の郷百選に認定され、中世の難攻不落の山城「矢筈城跡」や伝統的な「物見神社の花祭り」が地域の歴史を伝えています。近年は「サムハラ神社奥の宮」が全国的なパワースポットとして注目を集め、「JR知和駅」と「JR美作河井駅」の手動式転車台は鉄道ファンに人気です。

那岐山を主峰とする山々に囲まれた田園地帯で、県下最大の塩手池をはじめ多くのため池が点在します。「風の吹く町」として知られ、日々の暮らしのなかで、最大瞬間風速40〜50mに達する局地風「広戸風」と人々が向き合ってきた歴史があります。広戸仙・山形仙の高山植物、「奥津川ラビンの里」のリゾート、那岐連峰を映す「塩手池公園」など、自然の魅力にあふれています。四季を通じて多くの人々が訪れ、豊かな自然とのふれあいを楽しんでいます。

吉井川とその支流が流れる地域で、ホタルの舞う河川や耕地が広がっています。久米山を中心とした里山では、自然体験活動や環境学習がさかんに行われています。3月には梅の里公園で「梅まつり」が開催され、特産品づくりにも活用されています。「岩屋城跡」は四季を通じて楽しめる名所で、南端には市内唯一のゴルフ場や宿泊施設があり、道の駅久米の里は多くの観光客が訪れる人気スポットです。

市街地北部にある横野地区は四季折々の美しさで津山の奥座敷と呼ばれ、名瀑「横野滝」は癒しのスポットとしても人気です。この地域には、200年の歴史を持つ上田手漉和紙工房があります。グリーンヒルズは25haの広大な公園で、多彩な施設を有し、ピクニックや散策、ジョギングに利用されています。

津山城築城以来、津山市の歴史・文化・経済の中心として発展してきたエリアです。津山城跡(鶴山公園)、つやま自然のふしぎ館などの津山を代表する文化、観光施設が多く存在しています。観光を通じた賑わい創出機能に加え、芸術・伝統工芸・食文化といった津山が誇る文化を通じた交流拠点となる機能を持つエリアです。都市機能の誘導や経済の活性化策を展開し、津山まちじゅう博物館構想の中心的役割を果たします。

江戸時代の町割りや伝統的な町家が残り、歴史的な街並みを保存しています。箕作阮甫旧宅などの洋学に関する史跡も存在し、文化交流や博物館機能を積極的に誘導する地域です。観光誘客の大きなスポットとして、まち並みの保存と活用を両立させながら、津山の歴史と文化を体感できるエリアとして整備されています。2013年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

江戸時代からの町家に加え、大正時代の建築物が残っており、独特の雰囲気を醸し出しています。寺社や伝統工芸の工房なども点在し、津山の文化と歴史を感じられる場所です。城東地区と同様に、まち並みの保存に努めながら、エリアの特性を活かした文化交流機能や博物館機能を持たせ、観光客を引き付ける魅力的なスポットとして整備が進められています。2020年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

津山市の玄関口であるJR津山駅は、鉄道の開通以来、津山の物流、人流の窓口として、その機能を果たしてきました。1936年に造られた旧津山扇形機関車庫は、機関車庫収容線数17で、京都の梅小路機関車庫に次ぐ現存二番目の規模です。現在は、津山まなびの鉄道館として、様々な展示と憩いの場となっています。